遠い陽光の中に消し忘れられた落書

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ひとり都のゆふぐれに(初出:2006年06月30日)

「ひとり都のゆふぐれに・・・」

回廊さんの記事を読んでいて、鹿児島の祖母、そして室生犀星の詩を想い出した。
「異土の」で検索したら綾見さんのブログが。
不思議なものです。

私は、厳密には郷里を持っていません。
父方の血族こそ鹿児島は知覧の地に根を下ろしておりますが、
15で鹿児島市内に出た父は高校を卒業するや上京し、今の私を持つに至ったわけです。
それでも、やはり私にとっての郷里は鹿児島です。 [ひとり都のゆふぐれに(初出:2006年06月30日)]の続きを読む
  1. 2009/09/09(水) 23:07:48|
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豊穣なる呪の世界(初出:2006年06月27日)

中学生の後期からだろうか、現代思想というのに興味を抱いて乱読した時期がある。
特に興味深く読んだのは記号論だろうか。
流行(はやり)ということもあったかもしれない。
言葉、文字の魔力めいたものに魅かれたのは、その時期の経験も影響している気がする。


[豊穣なる呪の世界(初出:2006年06月27日)]の続きを読む
  1. 2009/09/09(水) 23:03:41|
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刷り込まれた膨張(初出:2006年06月26日)

TVで援助交際紛いのことやらなんやらをしている少女達のルポ番組。


[刷り込まれた膨張(初出:2006年06月26日)]の続きを読む
  1. 2009/09/09(水) 22:59:47|
  2. 雑時事想書
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天川(初出:2006年06月23日)

満月浮かぶ 濃紺に霞川
笹舟 浮かべて乗りましょう

永の年月も悪くはないのです
乙姫様が呉れた 葦笛

とおく、とほく葦笛は響く
その先に 何を得る

頬掠める塵星が散る
頬打つ涙雫が散る

あなたは何故に そんなに啼くのですか
せっかく集った蛍火も 霞んでしまうではありませんか

彼方に微笑む満月は
あなたの涙に濡れ鼠

あなたが啼くと 私の葦笛も震えます
あなたの涙で 私の葦笛は震えます

笹舟の縁が濡れるのは
あなたの涙のせいでしょうか

やがて涸れることも忘れ
そうして涙し続けるのでしょうか

笹舟は独りきり
どこかで遭う
あなたを求めて独りきり [天川(初出:2006年06月23日)]の続きを読む
  1. 2009/09/09(水) 22:56:32|
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そこには(初出:2006年06月22日)

フと気付いたのだが、私の書くものには「人」がいない気がした。
いや、人がいない。恐らくは、存在してない。
そのことに気付いて、少し自分が怖くなった。


[そこには(初出:2006年06月22日)]の続きを読む
  1. 2009/09/09(水) 22:54:13|
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夜の底(初出:2006年06月21日)

「夜の底が白くなった」(「雪国」川端康成)
綾:感覚を、奉ずるということ;横光利一と川端康成 - livedoor Blog(ブログ)より

川端康成はともかく、横光利一の記憶は既に私には遠過ぎますが、確かに新感覚派や新感覚主義という言葉は記憶に残ってます。
それを、やはり朧な記憶の川端康成から引いたとして・・・そして、風さまの解説(?)を頼りに考えたところ、いや感じたところを。
[夜の底(初出:2006年06月21日) ]の続きを読む
  1. 2009/09/09(水) 22:51:12|
  2. siteki想論
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寒い夜に


当時「これから路線は伸びていきます」と言わんばかりに建設中の匂いを残したまま、その地下鉄の地上駅は誰に吹くとも知らぬ寒風にさらされながら、静かに翌朝の日の出を待ち続けていた。その時、何故、そんな駅のホームにいたのかも、その後、どうしたのかも記憶になく、ただ終電すら終わっていたのではないだろうかと、自分でも何か不思議に思いながらも記憶の前後が途切れている。 [寒い夜に]の続きを読む
  1. 2009/03/26(木) 12:23:20|
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いってきます

久しぶりに記事を書こうと想ったら時間が来てしまいました。
変な心配をおかけしないために念の為、私は元気です。
  1. 2009/03/14(土) 10:59:17|
  2. 一筆啓上
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だから、哀しいと言って

その時以来、しずしずと雪は降り積もり千年
貴方は氷と化した中に、あの時の微笑を湛えたまま、美しいままで
さらに万年を越えて唯一人、厚くなるだけの氷の中で
美しい乳輪と乳首、ふくよかな乳房から艶っぽいうなじを小傾げ
若さ故にすらりと伸びた足、弾力を湛えた臀部
何人もの、何十人もの、何千人もの男性が言い寄った貴方はそのままで
その時から一人、一人と去っていき、誰もが近寄れない地上に一人
貴方は積もる雪を裸身にまとい続け、ついには輝く髪も覆われ
その伝説の上に私は立つことは出来るのだけれど
私の周囲にも誰もいない今、何千メートルの下にいるのか、貴方と二人
支える伝説さえ飲んだくれに聞いただけの話ではあるが
私はここに来た
心清らかならば、その心音を聞くべし
飲んだくれは急に真顔で言って大笑いしたが、私の聞きたいのは
今も降り続いているのです、雪は
深々と降り続けながら氷と化し続けているのです
私は、その中に立っています
一人ぽっちで立っています
だから聞きたいのです、貴方の一言だけを
私の、いや、きっと全ての人が言えないままの一言を
皆が虚仮笑い、酒を飲み、淫事に耽り、止め処なく涙を流し続けるから
ある人は考えることで、考え続けることで次の間が開けると言った
ある人は動くことで、動き続けることで次の間が開けると言った
ある人は、ある人は、ある人は
誰もが降り積もる雪の厚さに敵うことなど出来はしないと本当は想っている
全て氷の中に閉じ込められるか、雪を避けて
そう、小さな小屋を作り、たまには酒場に行き
こうして来るまでにすら伏せたまま凍る何人の人を見掛けただろう
彼らとて貴方の場所に来ようと想ったわけではありません
ただ、雪中を歩かずにはおられなかっただけです
私とて貴方の場所にいるのかすら分かりはしません
ただただ、頭上には雪が降り積もり、そろそろ膝まで雪が積もりしているだけで
辛くはないのです
楽しくないこともないのです
愛している人がいないことも、憎んでいる人がいないこともないのです
ただただ、雪原の、それ以外、何もない雪原のここに辿り立ち
意識がはっきりとし過ぎているので

テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学

  1. 2008/07/18(金) 01:18:51|
  2. 一億光年の氷光
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そして君は問う

だからと言って意味がないと言ってしまった良いものかどうか
高い煙突から湧き出る薄い煙が微風にたなびいては消えていく
雨にうたれた日には煙は見えるか、見えないか
遠くに見える気がするだけで煙などないのかもしれない
晴れて青空が広がった日には白線を
末端のない、その白線を追って、ただ追って
君と私とは常に、その白線によって繋がれ絶たれ
だからと言って存在など意味がないと言ってしまって良いものかどうか
  1. 2008/07/13(日) 23:57:59|
  2. 蒼天の落し物
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想一葉、兼訪問帳

だから眠ろう、もう少ししたら
明日の計画を書き込んだノートを手に
今日見た、聞いた、触れた
そんな全てが、いつだって重過ぎるから
持ち切れない全てを眠ろう

by 「無意味という意味」 ちょ:まっく

一言お報せ

1.リンクは勝手に頂戴、削除してます。
  ので、リンクはお気分次第にて(^^;
  リンクがご迷惑な場合は、ご一報下さい。

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拙語に託さざらむ恥想ひ、在りて候…

Author:まっく
想:遠い陽光の中に消し忘れられた落書


まっく近影 by 綾見さま
(注:写真は故・萩原朔太郎氏)

旧:想(移転作業中)

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