宇宙を旅する冷蔵庫

手を洗うと冷蔵庫脇に掛けられたタオルで拭った
手からタオルへと水は移る、それは毛細管現象
タオルの吸った水は冷蔵庫の熱で蒸発する
やがては乾いたタオルを、また手に入れることが出来るだろう

冷蔵庫は
冷蔵庫は圧縮された冷媒によって熱を奪い
一気に拡散しながら熱を放出する
放出し終えると冷媒は圧縮され
再び熱を奪いに冷蔵庫に向かう
それは冷蔵庫の鼓動
冷蔵庫は生きていた

野菜室を開ける
冷気を吸わないように閉じられた葉孔
冷蔵庫の中で葉は
静かな眠りを迎え、本当の死を待っている
異物があれば閉じ、異物が去れば開き
葉孔の鼓動は異物によって構成される

冷蔵庫の音だけが響く室内で
私の心音は少し高鳴る
収縮して血液を体中に送りだし
膨張して血液を体中から集め
私の鼓動は

空は何によって開く?
空は何によって閉じる?
太陽の昇沈か
月の満ち欠けか
星の煌めきか
私たちの視線、瞼の開閉

開閉は鼓動、開閉は命
肺が開くとき、私たちは生まれた
肺が閉じるとき、私たちは死にゆく
ドアが開くとき、世界は生まれた
ドアが閉じるとき、世界は死にゆく

開閉は鼓動、開閉は命
恋人たちは手を繋ぎ
互いの鼓動を交わす
今、確かに動いている、その心臓を、その鼓動を
互いの手を通じて自らの内に導き
その時、二人は一人になる
二人の孤独はしかし、やがて伝わるだろう

降り、止む雨の鼓動に
満ち、引く海の鼓動に
光り、消える星の鼓動に
気の遠くなる拡散中の宇宙に

そのとき私たちは
永遠の孤独を手に入れている
誰にも奪われることなく
満ちたりた鼓動の中で
ただ独りきりの鼓動を手に入れている
2014-06-30 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

先頭ランナーの影

追い掛けることは
追いつくことではなかった
ましてや追い抜くことではなかった

ただ背中への憧憬が
私たちを走らせる
私たちを追い掛けさせる

そのとき追い掛けられるもの
先頭ランナーは孤独であった
そしてチラと振り返り
目の端に追い掛けてくるランナーを探してしまう

追い掛けるものは
先頭ランナーに見られることを喜ぶか
追い掛けるものは
先頭ランナーに見られることを哀しむか

先頭ランナーは孤独を味わい
苦々しさをか栄光をかを味わうこと
どちらかを択ぶことを迫られる

迫りくるものがいる
並走するものがいる
目端に肩が見え始めるものがいる
背中が、見え始めるものがいる

そのとき始めて先頭ランナーは知る
その背中は
かつて自分が追い抜いた背中ではないことを
かつて自分が追いついた背中ではないことを
かつて自分が追い掛けた背中ではないことを

彼は奥歯を噛みしめるか
彼は力尽きるまで走り続けるか

倒れてもなお
その手をかの人に向けてしたように
長い影のように伸ばし続けるか
影となっても留まり続けるか
2014-06-29 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

休息宣言・・・?つか、バテたw

「何を記したいのか?」
その、最も肝心であろうことが分からない。記す"べき"ことなどは気に止まったことすらないが、何かしら記したいことはあるはずなのだが。だのに書くだに深まってゆく混乱ような(ありていに言えば、むしろ狂気に似ている)。

続きを読む

2014-06-28 03:00 : 消去一葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

誰も

ミュートされたままの歌が
誰にも聞かれないまま鳴っている
鳴り戻されて泣いている
平和な午後
梅雨の気配に洗われた青空は
それでもくすんだまま飛行機を抱く
ひと時の陽だまりに
微睡む猫の夢
乾いた風が街を吹くだろう
温かな風が家を吹き抜けるだろう
午後の平和を告げる風
一匹の犬だけが歩き続ける
爪の音をカチカチと鳴らしながら
何か漁るものはないか
何か空腹を満たすものはないか
犬の爪音は立ち止まる
向きを変えただけの風に
気配を含んだだけの風に
爪音は歩き始める
平和のただ中を
誰もいない梅雨の午後
ひと時の青空の下
少し湿り気を帯び始めた風の中
爪音は遠ざかる
午後の平和の夕暮に
まだ遠いはずの夕暮に
爪は休む場を求める
長い夜を、ただ眠るだけの場を
猫の微睡まない夜の場を
ミュートされたままの歌は
もう誰にも聞かれないまま
二度と響くことなく消され
削られた爪は静かに地に伏す
静かに降り始める
梅雨の雨に打たれながら
激しさを増す雨に怯えながら
2014-06-28 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

世界の地図の描かれ方

大き過ぎるものを与えられると
小さ過ぎるものとメジャーを失ってしまう
小さ過ぎるものを与えられると
大き過ぎるものとメジャーを失ってしまう
メジャーを与えられると
大き過ぎるものと小さ過ぎるものを失ってしまう

三つのものは同時に与えられ
だから三つのものは同時に奪われる

だが本当は、三つとも元からあるものだ
元から<私>そのものだ
私の、身体、意識、時間・・・
それら全て

だから私は大き過ぎ、小さ過ぎ
その全てを測りながら生きている
私だけの測量船が私だけの地図を描いている

そこには少し欠けたところがあり
そこには少し出っ張ったところがあり
うんと大胆に描かれたところがあり
うんと細かく描かれたところがあり
微かな不安が記されてあり
大きな哀しみが記されてある

その哀しみを指でなぞりながら私は想うのだ
とりあえず哀しみを描くことだ、と
うんと大胆に、うんと細かく、そして正確に

きみの地図を、ぼくは描けない
ぼくの地図を、きみは描けない
それで良いのだ

きっと互いの地図は
見落としたところで繋がっている
見落とさないと繋がらないところで繋がっている
2014-06-28 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

恋人たちの未来の神話

微かな救済さえもが死に絶え
溜息のような祈りも費えた世界
それでも恋人たちは慰撫し合うのだ

互いの吐息も届かぬ距離で
互いの記憶も失ったままで
互いの死も知らぬ時間の中で

恋人たちは春を知らない
萌えいずる若葉に囲まれ抱擁し合ったことを
(教会の鐘は過去に遡ることを許さない
恋人たちは夏を知らない
潮風に吹かれ口づけしたことを
(教会の扉は未来を夢見ることを許さない
恋人たちは秋を知らない
散る枯葉に促されて繋いだ手を
(天使は救いの死に神を見ることを説く
恋人たちは冬を知らない
寒さに追われ固く結ばれたことを
(救いの死を祝う讃美歌だけが歌われる
(もう一度、もう一度と救済の死が繰り返される

空は食い尽くされたように穴だらけで
錆びたにおいのおびただしい血を注ぎ続けられる
海の全ては涸れた大地に飲み尽くされ
大地は火を噴く山並を永遠に差し出すことだけを許される

やがて天と地ともが一点だけで結ばれ
恋人たちの最後の空ろな憩いさえもが奪い去られる
それでも恋人たちは、なおも慰撫し合うのか
2014-06-27 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

雨は夕暮を越えられたか

車が雨の終わりを告げる
ざぶりと水たまりを駆け抜けて
誰も知らぬ間に終わった雨を告げる

雨の日の夕暮は切ない
誰も終わった雨を想い出さない
洗濯物は室内に干され
用のないものは室内で過ごした

雨の日の夕暮は切ない
誰も終わった雨を知らない
雨が少し激しく
あるいは少し緩く
緩急をつけて降るのだが
邪魔者は、どうしても邪魔者でしかなかった

雨の日の夕暮は切ない
降り切った後なのに
雲が去るためには風が必要で
だけど本当の雨に風は吹かない
だから雲だけ残して雨は去る
雲に見放されて雨は去るしかなかった

雨の日の夕暮は切ない
乞うもの皆に等しく降り注いだのに
それは慈雨にも違いなかっただろうに
それでも美しい夕陽を見ることも許されず
一番星を見つける楽しみも許されず

ただ降ることだけが許された
夕暮前に降り終った、雨
2014-06-26 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

男の幽霊の権利主張

ホラー映画を見ていると
私は少し不愉快になる
幽霊になって出てくるのは
ほとんど決まって女性か子供
演出的には老婆まで?

特に成人以降の男性は酷いもんで
ゾンビくらいでしか出てきやしない
それも女性、子供のゾンビでは
いかんせん襲撃の迫力が乏しいからで
暴力的な恐ろしさを演出せんがゆえだ

-男は怨みなんて持つもんじゃない
 死んだら未練を残さず潔く

そんなこたぁ、ないだろう

-男は生きてるだけのノー天気もの
 死んだら黙って、あの世に行きな

そりゃぁ、あまりに冷たかろう

男女同権、人権、平等かまびすしい世の中だ
ここはひとつ、言ってやろうじゃぁないか

[宣言]
男だって幽霊になりたい!
男にも幽霊になる権利がある!

もっとも肝心なおいらは幽霊になる気はない
死んだら出てくんな、と娘には言われ
皆と同じくあくせくし、こんだけ草臥れ
どんだけ遠いか知らないが
あの世からまで出張してくるのは
何分、御免蒙りたいものだ
そこで先程の主張は少し変更するとしよう

[宣言(改)]
男だって幽霊になりたい(やつもいる)!
男にも幽霊になる権利がある!
2014-06-25 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

月は全てを知っているか

ぼくは見る、世界の全てを
ぼくは聴く、世界の全てを
ぼくは嗅ぐ、世界の全てを
ぼくは味わう、世界の全てを
ぼくは感じる、世界の全てを
ぼくは瞑想する、世界の全てを

そのとき、ぼくは世界のしもべ
そのとき、世界はぼくの全て

そして、ぼくは見る、ぼくの世界の全てを
そして、ぼくは・・・ぼくの世界の全てを

そのとき、世界はぼくのしもべ
そのとき、ぼくは世界の全て

そして、ぼくは分からなくなる
ぼくは、世界のしもべになりたいのか
世界は、ぼくのしもべになりたいのか

そして感官の一つ一つを凍らせながら
ぼくは少しの時間を世界と、ぼくの世界から奪う

ぼくは君の世界を見てみたい、と
ぼくは君の世界を・・・、と

だけど、ぼくは君の世界を見ることが出来ない
だけど、ぼくは君の世界を・・・出来ない
ぼくと君は同じように独りきりだった
ぼくらは、君らは
独りきり

だから、ぼくは世界から、ぼくの世界から
君を切り出して愛することにする
世界の、ぼくの世界にあるままで切り出して

それは丁度、空と同じ平面にある月を愛する方法と同じなのだ
ただ、夜空だと月は際立って輝いて見える
月が際立って輝くには、夜の闇が必要なのだ

-月が輝くのは、空から切り出されて愛されるためかもしれないね
と、世界と、ぼくの世界の狭間で揺れながら
空を一色に染めてしまった太陽が
にっこりと語り掛けてきたのが聴こえた気がした
2014-06-24 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

君の求めた涙を、今から流そう

君は一体、なんだったのだろう
四つに満たない季節
一昔をいくつか重ね
それでも、まだ笑顔を見せるか
少し老けたがはっきりと分かる
好んで梳いた栗色の細く美しい髪
弾けるように動く肢体
控え目に、強く弾力を保ったままの乳房
いつまでも耳奥に残るハスキーな声
楽しげな歌声
ついに見ることがなかった涙

私たちは別れたのだ
プレゼントのライターは壊れた
君の住所は、電話番号は分からない
なのに君は
君は一体、どうして
もう一つの私の生活を築き
私たちの子供さえ抱いている

私の中で別れる直前の反響が止まないのか
反響は静まりゆくのではなく成長するのか
朝の夢に君を抱き寄せ
朝の夢に歩かなかった雨を一つ傘で歩き
目覚めて私は君を失いさえする

少しの二度寝の夢の中で今
私は流せなかった涙を、流そうとしている
2014-06-23 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

本当に必要な本の数

これはこれは!世紀の大発見である!!
君は一体、一日に何ページの本を読むか?

ふむ、百ページから三百ページ・・・
それはそれで、さぞかし大変であろう?

考えてみたまえ
一日に百ページを読むとしよう
そして、まあ、三百ページを一冊の平均としよう
三日で一冊、一年で百二十冊だよ、君!

一冊が文庫本でいくらだい?
千円なら年間、なんと十二万円だよ!

そ・こ・で、だ
私の発見したる画期的なる方法よ!
君、これ以上ないほどの難解極まる書を選びたまえ
出来れば日に一ページ進むのがやっとであればよろしいのではないかな?
君が優秀であることは知っているから
なんなら異国の言葉で書かれた書なら、どうだろう?
仮にその書が箱入り、豪華装丁で、少し奮発して二万円だったとしよう
しかし君!なんと!!
君は一年間、この書、一冊で済むのだから二万円の出費で済むわけだ!!!
計算すれば十二万から引くことの二万円
なんと十万円の節約が出来るではないか!

え?図書館で借りているから何冊でも無料だと?
ええい、図書館なぞ焼いてしまえ!
あんなところは書の墓場だ!
そも、書とは我がノートの原本なるものであるから書というのであって
自らペンを持ち、想うままに線を引き、想う所を書けぬ書など書とは言えぬ!

ああ、そうさ、その通りだ!
そうしてきた結果が、このあり様さ
読まんと買った書は山とある
だがどうだい?
実際に目にしたのは表紙と裏表紙くらいのものだ!

しかしね、君
実際の所、書の書たる所以は最適なる枕であることなのだよ
これが本当のところだ
三冊も重ねて頭を乗せてみるが良い
書の真に有用なることを実感すること請け合いだ!

かくして生涯に必要なる書は、三冊ほどを目安とするものである

以上
2014-06-22 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

女 と、男

女よ
その澄ました横顔をほどけ、股を開け

女よ
乳房を半分だけ、はだけよ
残り半分は、男の好むに任せよ

女よ
深々とはいたスカートに手を潜り込ませ
過敏な陰核を快感のままに弄り
とどまらぬ淫水を溢れさせよ

女よ
昂ぶる淫欲のままに快楽を貪り続け
その呆けた口を開け、喘げ

女よ
寄せ来る男たちなど見るな
ただ、その昂ぶりに身を任せ続けよ
エクスタシーを持続させよ
扇情せよ

女よ
その淫姿に男が欲情した時
勃起した肉棒を差し出す時
男はお前一人のものとなるのだ
お前は一つの昴となるのだ

男よ
お前は女に寄生して永遠を生き続ける
お前は情けなく勃起した陰茎とともにあてどなくさまよい
あまたの精子の、ただ一つとして劫火に爛れ
どこまでも女に寄生し続ける、あるいは自らの陰茎に

男よ
女の扇情に尽く勃起せよ
2014-06-21 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

背中

無限に近づいた結果、訪れる忘却という静寂
失恋とは一人の恋人が永遠に記憶されようと企てるセレモニーであった

離れてゆく恋人の背中こそが
どこまでも記憶に留まろうとするものであり
別れてゆく恋人同士が
互いの永遠の記憶に留まろうするものなのである

愛したものの喪失に捧げられる悲嘆は
もう決して手放すことが出来ないという絶望であり
永遠の記憶が刻み込まれる痛みの叫びなのだ

恋を失う時が来れば私たちは
明るい空の下を明朗に駆けめぐるだけだ
愛を失う時が来れば私たちは
あっけらかんと全てをあけすけに哄笑するだけだ

世界に最も近づいた時
私たちは世界を忘れることが出来るだろう
それを死と名付けるのなら、それも良い
それを生と名付けるのなら、それも良い
いずれ、その時には全ては忘却の彼方だ、関係ない

さあ恋人よ
私を永遠にするために
今こそ、その遠ざかる背中を見せておくれ
宇宙の無限遠、時間軸の無限遠に遠ざかり続ける
非在に近づいてゆく、その背中を見せておくれ
2014-06-20 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

ある<日々>のメモ's

まあ大概、自分で書いたものなんて、何で書いたのか覚えてもいないわけですが、このメモも考えた雰囲気はあるんだけど「なんで書いたのかね?」とな^^;
稽古の覚書の延長のような気もするんだけど・・・ということで、カテゴリも「未分」にしときたいくらいw
ついでだから、他のメモも併せてドチャッと、ゴミ捨てみたいなもんか。

続きを読む

2014-06-19 20:30 : 消去一葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

君の海

月が中天に達すると引潮が訪れた
砂浜の勇ましき侵略、とはゆかぬが
先刻までの海底は静かな騒がしさのうち
遠かったはずの死に満ちている

いくつかの星を手に入れ、もてあそんでいる君は
それら全てを判然としない水平線に押し戻してから
ゆっくりと、回旋する灯台の灯を見つめるだろう

訪れる船もない岬に灯される
その明かりを二人だけで愛し、哀しむべきだと告げ
君は海辺の闇にまぎれ消えてゆくのだ

引き終った潮が這い上がってこようとする音は
生きている、それよりも、むしろ死んでいるそれに近い
夜の海に死が満ちるのは、そのためだった
君が好んで夜の海を散策するのも、そのためだった

防風林のざわめきが数瞬、止まる間には
もう海は夜を引き込んでしまう
潮の干満が月に関係するとしたら
それは海という死の場を共有しているからに違いない

昼、見渡せば、はっきりと見える海向こうの岸から
その更に奥の山並から、山鳴りが海渡りしようとしている
だれも海を、夜の海を越えようとはしないというのに
山の音だけが海を渡ろうとしているのだ

月は海にだけ照り返り、山の一つも見ることがない
ついに君は海だけを見つめ続け
山の呪縛さえ川伝いに海のものとしたのだ
全てが海のものであるように
手にした、いくつもの星とともに
2014-06-19 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

岐路

立ち止まると三叉路から訪れて、十字路へ去って行く
二つの選択肢は三つの選択肢を連れてくるのだ(立ち止まると)

夕陽の沈んだ方角を覚えている
日が中天に掛かった方角を覚えている
朝陽が昇った方角を覚えていない
増えるだけ欠けるとは、きっとそういうことだ

愛し合う機会が増えるということは
きっと欠けてゆくものがあるということだ
世界が欠けてゆく、そういうことなのだ
-愛し合うことで世界を崩壊させることが出来る

憎しみは愛を育むことで世界に復讐しようとしているが
愛は憎しみを産み落とすことで世界を復讐しようとしている
そんな簡単な方程式で世界は壊れてゆくと誰もが知っていて
誰もが口を噤んだままでいる

噤んだままの唇で愛を囁き、キスをして
固く結んだままの両腕で抱擁し、愛撫をして
どこか遠くへしまったはずの心さえも持ち出したりする
これがぼくの愛だとでも告げようというのか
一緒に世界を壊して周ろう、と
一緒に憎しみを産み落とそう、と

世界に見つめられると、それだけで憎しみを背負わされたのだ
(その重みを分け合う人とともにいることを望んだだけなのに)

それを愛と呼ぶなと叫んでも
それが愛と呼ばれるものなのかもしれないな、と
もう一度、歩き始めようとした目の前は
霞んだ曲がり角を持った、
ただ一本の道だけが開けているように見えた気がして
もう一度、知らない君に預けた瞳を閉じてみる
岐路の朝陽は昇る方角を失ったままだろうか?
2014-06-18 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

濡れることのない梅雨の雨に打たれて

秋の哀しみには まだ遠い
夏前の、梅雨の時節の晴れ空は
どこか、くすんでいて
憂いに満ちた・・・
そう、樹木で出来た長い回廊に似ている

誰に遇うとも想えない
鬱蒼とした木々が囲み
先まで木々の色に満ちた、長い長い回廊だ

どうして一人きりなのか
それでも、そこを行く人は一人きりに違いないのだ

切り立った崖の険しさを想い
連なる剣山を覆う雪氷を想い
何も生き物のいない足元を踏み
歩くことも忘れた一人きり

いつの間にか、きっと雨も降るだろう
さめざめと、あるいは土砂降りに
そんな雨に濡れる前に
その回廊は一人きり
誰も歩く人なく、どこまでも長いままなのだ
ただ回廊が長いだけのままなのだ
2014-06-17 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

その美しさ その哀しさ

-発話は、自然の存在に対する人間の実存の過剰である。*
これは本当のことのように想える。

私に訪れる美しさは哀しみを連れてくる。
連れられてくる哀しみに満ちて、私は語ろうとするのだけれど
その言葉は、どうにも遠過ぎて、ただ流れ出すばかりだ。

娘の学ぶ科学や数学の参考書、問題集。
私は科学や数学が好きではなかった。
特に物理や化学やの、ややこしげな顰め面が。

しかし、どうだろう。
今、娘の肩越しに見る、数学や物理や化学の字面の
その意味も分からぬままの美しさ。
全く理解出来ぬはずだのに、なぜにかくも美しく見えるのか。
そして、なぜにかくも哀しいのか。

少し、理解しようと努めてみる。
その美しさは
その哀しさは
少しは理解すれば分かるのかも知れないと。

しかし、どうにも、そうとも限らないようである。
しかし、どうにも、そうであったようでもある。
分かっても、分からなくても
やはり同じように美しく、哀しいようなのだ。

ただ一つ、もしかしたら、その営みそのもの
ただ、その営みそのものから
私に訪れる美しさは出来ているのかもしれない、と。

そして、その営みに囲まれていながら
ただ傍観するしかない私という存在を見つめる視線そのものから
どこからともなく訪れる哀しみが出来ているのかもしれない、と。

だから、どう発話すれば良いのかは分からないままで。

通り過ぎる美しさたちや哀しみたちを
じっと見つめる視線だけで私は存在しているのかもしれない。

きっと世界は黙ったまま
ただ美しく、哀しくあるままなのに違いないと-



*「メルロ=ポンティ・コレクション(ちくま学芸文庫・モーリス・メルロ=ポンティ著/中山元翻訳)」P50
2014-06-16 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

ボクは三人なのだ

ホントウノコトバなんてあるのかな?
ウソノコトバばかりに満ちていると想ったから
ホントウノコトバもあるんじゃないかと想ったけれど
そうして少しは探してみたのだけれど
どうにもこうにも見当たらない

実はウソノコトバに見えてただけじゃなかろうか?
どこかにホントウノコトバがある気がしてただけじゃなかろうか?
全て始めからホントウノコトバだっただけなんじゃないだろうか?
全てウソノコトバだけだっただけなんじゃないだろうか?

こうして書いているウソノコトバ、ホントウノコトバ
ウソもホントウになると言うけれど
ホントウはホントウもウソになるんじゃないかと想えてきた

ボクのホントウよ、帰ってこい
ボクのウソよ、帰ってこい
ボクはホントウノコトバもウソノコトバも
やはり同じように愛しいように感じ始めたのだ

だからホントウよ、帰ってこい
だからウソよ、帰ってこい
ボクらは三人、手を取り合って歩いて行こうよ
2014-06-15 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

月光の下

忘れたいモノが
忘れたいコトが

あまりにも多過ぎて

眠れない夜の

月の光の優しさは

私を見てはくれない
私を抱いてはくれない

ただひたすらに
ただ一途に

ただただ、ただ

 -優しいだけ-

だった
2014-06-14 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

眠らないプリズム

開け放たれた車窓からは昔なじみの曲が流れ出ていて
通り過ぎる一瞬、その横顔は見たことがある気がする
振り返れば左折して消え、また戻ってくるような気がする

別れが遠ざかるにつれて幻は現身のようで
私を抱きしめ、離そうとしない
忘れているだけのはずのいさかいを、むなしさを
やるせなく並べるだけしかなかった肩だって
少しは想い出しもするのだけれど

高速道路の下、開発しかけのまま放置された荒れた夜道
離さぬように握り締めていたはずの手は・・・?
小さく、柔らかかったはずの、温かかったはずの、頬も
全てを幻として、あるべきではなかったとして
そう決めて築いたはずの別れは「だけど」を繰り返す

その記憶からは私が消えているはずの
君から贈られたライターは壊れたままで
もう火を点すことはない
ただ、その重さが痛くて、時折、手にしては試みてみる
二人で見守りながら始めて火を灯した時のように

そうして揺れている
そうして、今でも揺れ続けている
過去の、あるべきだったかもしれない道や
過去の、誤っていたかもしれない道や
今の、あるべきだったかもしれない日々や
今の、誤ってしまっていたかもしれない日々や
いくつもの私たちの間を揺れ続けているのだ

プリズムのように、幾度も屈折を繰り返し
幻のようで、しかし、はっきりと
いくつもの私たちが混濁しながら揺れているのだ
その揺らぎの中で少しは深い眠りを、探しているのだ
2014-06-13 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

どこへも行けない光のように

タイヤが切り裂いた水たまり
逃げ水の陽炎のような叫びが耳朶を追う
一秒で地球を数周するというスピードで逃げながら

そのスピードと同じスピードで駆け巡る
その、いくつかで僕と君は出来ているらしく
その、いくつかから飛び出した光で
あるいは壊れ、崩れてゆく愛を愛でながら君は言う
-五度目の初恋に、こうして出遭うのね

僕の脳裡を過ぎる遅過ぎる陽だまりの音は
君の声に追いつくことが出来ないでいて
きっと人気のない大都会の汚れた小川のきらめきに似て
誰に見られることも望まずに空をゆく一切れの雲を目指す

拭き取られる涙の塩気を海風にかざし
しげしげと眺める君は遠くで微笑むだろう
ビルの屋上の柵に腰かけた天使のようで
その向こうには太陽も何もない夕焼けが
ただ独りで広がっている

タイヤの接地音は鈍く、アスファルトを削りながら
その柔肌を撫でる強さを探っていたが
探り終える前に塗り重ねられた新しいアスファルトには
もう、いくつかの轍が重ねられていて平らかになる暇もない

道向こうの君と僕との距離
轍の縞模様を数えながら二人は別方向に進み始め
幾度かの擦れ違いを、行き違いを越えるため
少しづつ姿を変えて、あの水たまりになってゆく

そして大きな叫びをあげて
どこまでも遠くへ逃げてゆこうとする逃げ水を
追いつく人もない声だけが追い掛けてゆくに違いない
2014-06-12 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

廊下のない回廊

キスだけで死ぬ美しさの恋をして
長い回廊の壁に寄りかかって座り
生きている時間を数える間に
横顔だけの愛しい人は消え去って行く

残された死の棘を楔として
交わりの時間分の深さまで挿し入れ
こぼれそうになる血を妨げようとしている
明るい陽が届くのを避けるために
つま先の爪が激しく、割れている

恋人が右側の顔を見せるのに倣い
詩人は右側の頬を裂く
剥き出しになる歯と垂れ下がる舌
流血を伴わないことばが羅列する

鼓動を繰り返す幼児の心臓に耳を傾け
もう一方の耳で愛の囁きを求めると
まぶたの裏には闇に似た閃光が広がり
花の香りに似た雨が降り始めた
2014-06-11 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

梅雨初め

始まりの梅雨空の下
窓際に頭を置き
閉じたまぶたの眼に降る
やさしい光源の彼方
開いたまぶたの眼に映る
部屋に満ちた静けさの彼方
いつか訪れるはずの祈り
あたたかな上着のぬくもり
枕にうずめた顔を覆う
柔らかな懐かしさ
姿も音もなく
かすかなにおいだけで追う
さようならのあちら側
途切れる呼吸
静まりゆく鼓動
涙する、その人の手の甲は
かすかに震え
雨のしずくが筋をなし
なにもない宙に連なっている
2014-06-10 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

時のポートレート

不快の世界では命の海が死の波に覆われ
風に吹かれて横向く雨だけが降る
繰り返す隆起に従った草原の青さの分だけ
月明かりは氷山を照らし星は拡散を求めた
詩碑を砕く音は車道を避けて歩道を歩み
壊れたままの公園で揺れないブランコをこぐ
毛むしられた虎の咆哮は絶え間なく打ちひしがれ
喘ぎと変わらぬ強さで昼と夜との間をさまよっている
歩幅の分だけ遠ざかり愛することが出来た人は
知らぬ顔を持った合わせ鏡の奥に去り
帽子のつばを煽る息の強さの分だけ生き長らえた
灼熱の大地に降り立つ祈祷師と
ひざまづいてかしずく全てのものに祝福を
拒絶の教会の鐘が響く時
死にもっとも近づいた音を耳にした時
最も小さい命の終わる時
最も大きい命の消えた時
2014-06-09 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

雲の冷たさが覆う

近く、内部を通り過ぎる雲を遠くに見ている
雨は空に向かって降り注ぎ
遠い宇宙の闇に向かって遠のいてゆく

あれも哀しみの一つなのか
それは、どうしても舞い終わらない蛍の光に似て
終わらない哀しみは、昔に失われたはずだのに

鋭い刃の上を切り裂かれもせずに渡る甲虫は
翌朝には硬化した六つ足を空に向け
あるいは遠ざかる雨に届け、と

蝉の鳴き声が懐かしく想い出され
淡い雨音に恋しただけで愛を忘れることが出来た
土の中での無音の蠢きに似た世界を知る前の愛だ

雨を含んだ冷たい風はどこから訪れるのか
吹き抜ける先はどこなのか
本当に吹かれているのか、この体は

揺れる洗濯物たちの冷たさは私たちの冷たさで
その冷たさを着て私たちは街を行く

走り始める直前の熱だけで蒸気し
青空の去った空を見上げ
永遠に降らない雨を待って
グラウンドに仰向けになる夢だけを見ている
2014-06-08 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

<ある日>の肖像Ⅵ(石貨と貨幣、マス流通と物語流通-呆け話メモ)

"代替"の"補償"への近接線、あるいは"補償"の"代替"への近接線といった、"交換性の同一化"というのが気になってならない。
これらは全て喪失が見かけ上のものであること、"絶対的喪失の不在"を示すものだが、絶対的喪失の不在というのは、「全てのモノ」に交換可能性を開くもので、全ての非唯一性(言い換えれば全てモノの不在)を示すと言って良い。
元より限定されずとも、喪失などというのは主体意識に依存するだけの主観以上の何ものでもないとして済ますなら、そこに倫理基盤を築くにはどのような論理が必要となるのだろうか・・・(これもまた、非常に興味深いことだが)。そこでは結局、「何も失われ得るものなどない」のだから、守られるべき価値観の存在根拠すら危うい気がしてならない。
ここに倫理学と現象学の根深い対立の元があるように想われてならない。言い換えれば現象学は主観の地平としての客観に辿り着いておらず、かえって深い主観の闇に沈み込み、倫理喪失の際にあるのではないだろうか。逆に倫理学は、その基盤を常に浮遊態の上に持たざるを得ず、一つの極としての戦争に対してすら何ら効力を発揮しえないのではないか。

石貨と貨幣とを鑑みると、その大きな違いに驚く。石貨は、それが外的には交換に見えても、その根底にあるのは「物語の継承」でもある。失われたものは物語化されることで交換されない喪失に還元され、その喪失は石貨に刻まれるために、その交換価値に着目するとしても、至極、限定的なものとならざるを得ないため、マス流通には適さない。対して貨幣は物語性を有さないまま交換価値だけで成立、完結する。貨幣は、その交換価値の絶対的性質故にこそ、マス流通の基盤たり得てもいるのだ。
そう考えると石貨は交換価値以上に「(物語の)委託価値」にこそ重きがあるとも言えるのかも知れない。石貨に限らず「金額に変え難いモノ」というものはある。それが膨大な金額、貨幣に抗し得るかというのは、単純にその所有者に従うものだろうか?むしろ、所有者の属する文化にこそ従うのではないだろうか。駆逐されてきた(僅かでも残っている)文化の中には、石貨に限らず貨幣的価値以上に重んじられてきた様々なものがあった。それを石貨に代表させるとして、そこで流通(継承)すべきものは物語なのであって、それを物語流通と呼んでみよう。
マス流通の中に漂うかのように失われた"(生きた)喪失"というものを取り戻すとしたならば、新たな文化を構築するか、物語流通に引き戻すかしかないのではないのではないか。その意味では逆説的かつ皮肉なことだが、貨幣の引き起こすマス流通は絶対的交換性の極限に迫り続ける性質故に"絶対的喪失"に近接してゆくものといい得るのかもしれない。
貨幣による交換、マス流通は、物語の喪失を通じて断絶という形で鮮やかに私たちの喪失を描いてみせるのだ。そして、それは全ての倫理が貨幣価値に還元され得るという「古くて新しい倫理学」の提示とも言い換えることが出来ようし、現象学自体が遅滞している理由の一つとなっているのかもしれない。

私たちの有する面妖な現代的哀しみというのは、より表層を求めて流れ流れゆく全てのモノの後ろ姿すら見えない有様に捧げられているように見える。
2014-06-08 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

焼けただれた鉄塊に浮かぶ奥深い空の果て

 静かな生の営みを求めるには騒がしげな
少し冷たい灼熱を押し付けるかのような
幾人もの破瓜を避ける少女たちのような
互いが互いを鏡と見ることが出来ないような
誰かの口と誰かの口とは違うような
誰かの視線と誰かの視線とは違うような
 熱い生の営みを求めるには静かな
少し熱い氷点を超えることを許さないような
よく、分からないまま分かり過ぎるような
朝の挨拶だけで一日が終わるような
夜の挨拶だけで一日が終わるような
昼の挨拶だけで一日を想い出し切るような
愛するだけで別れてしまうような
別れるだけで愛し過ぎてしまうような
奪い切った人は、二度とは戻ることがないような
奪われ切った人は、二度とは行くことがないような
そんな気がするような
そう繰り返されるだけのような
やはり冷たい哀しみのような
 眠りの時間を過ぎてしまったような、いま
2014-06-07 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

カゲロウの輪廻の端

初夏の夜の部屋の中
一日で生を終えるというカゲロウ
薄い翅に捕えられた空気
食いも飲みもしない、その口を
どのようにか通過した空気
静かに回る換気扇に吸い込まれる空気
吐き出される空気
煙草の煙混じりに吐き出される空気
カゲロウは煙草の煙は嫌ったか
薄れた記憶より薄かった、その翅
カゲロウの翅に捕えられた空気
初夏の、薄寒い夜の部屋の中
2014-06-06 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

湖面を走る草原

湖面から離れて夜は街を舐めている
少しの森と数多の疎林と
人工的な草むらを通り抜けていった夕焼けの名残を

哀しみは呼び起こされまい
山並を渡る雲に光る古の瞳、消え去る未来の眼
その内の一つは誰かのものであり
その全ては全ての人に共有されるものであり
時間量を超えて溢れ出でるのだろうけれど

砂の城は波に洗われることなく残され
人気のない海と乾いた空の狭間に伸びる先を求めながら
踏み固められ、足跡で汚された海辺に屹立するものだ

空き缶の中に閉じ込められた
蹴られた時の音を誰が聴くことが出来よう
音は外部ではなく内部へと移行し
それを満たすことがないままで
やがては内も外もなく、ただ一つに成り変わる

馬の背に疾駆する草波を乗せて風は留まり
円陣を組む集落の一人となる
集落の入口には馬たちがいななきもせず
しずかに草波毎に一頭、一頭と走り出てゆく

街は、どこまでも果てしない先に
夜の訪れは追われるものとなり
透過する夕焼けの中
草笛は全てのものに向かって吹き続けられる
2014-06-05 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
ホーム  次のページ »

拝啓




Author mak From "空白"

想一葉、兼訪問帳

星々の冷却(書肆侃侃房)
渓谷0年(オンライン版)
Both by mさん

【 無意味という意味 】
すこしの風を追いかけて
【 短文 】
大海にも降る一滴
2015.07.17.

For Admin

落書内検索

一言お報せ

リンクは勝手に頂戴、削除してます
ご迷惑な場合は、ご一報下さい



メール・チェックは非常に稀です


BlogPeople

出現するかもエリア-転記候補