季節に花は咲かない

なんども、なんども、だ
遠く…と書いては(あるいは言っては)立ちどまる、
あるいは、それを待っては流れゆく花という花が咲くのだ
まるで季節を問うことを知らない花たちが狂い咲くのだ
遠くに、遠くで、遠くまで、なんでもよいのだが、
近くさえわかりはしないので、遠くと呼んでいるだけなのだが
砂埃のような季節さえもが通りぬけようとしたが、
かれらは諦めて別の道を探しながら消えてしまった
もう、きみの後ろ姿すら覚えていない夕暮れ、
遠く、そうだ、遠くを通りすぎるようなふりをしながら
愚かな満員電車が立ちどまっている
その響きがいつまでも途絶えることを知らないので、
まるで、その街には永遠というものが存在するかのようだったし
その永遠のなかにだけ、あの、無数の花たちが咲き乱れているかのようだった
無数の、むすうの永遠の花たちが永遠を咲こうとしているようだった
2017-02-22 00:00 : Zero Areas Ⅰ/0 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

ツ 過去メモ~20170215~ 分転記

適当&ランダムに(一部改変)

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2017-02-15 00:00 : メモ帳 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

週末プレゼント

まるで四月を雪で降りながら北を目ざすように、きみが電車を降りてくる
いつでも週末は、あまりに遠い月日を数えすぎたに違いないと想わせる
もっと温かいなにか、たとえばスープのような、そんなものを創造するべきだろう
風だけで道ができてしまうような異教の国ではスープという食べ物は知られていないらしい
物憂げに週末の電車がおし黙っているが、黙ったままでしか走れない(のだ)
週末の疾走は、つまり…沈黙でしか成立しない、ということだ(ろう)
2017-02-04 00:00 : Zero Areas Ⅰ/0 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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想一葉、兼訪問帳

星々の冷却(書肆侃侃房)
渓谷0年(オンライン版)
Both by mさん

【 無意味という意味 】
すこしの風を追いかけて
【 短文 】
大海にも降る一滴
2015.07.17.

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