私を過ぎる雲よ、降る雨よ

雲の足あとには夕陽が宿るので妙に好きだけれど
雨の訪れは、どこか好きになれない

共に雨に打たれた記憶がないからか
窓を流れる雨ならば、その髪を想い出しながら
一粒一粒を追ったことはあるのだけれど

二人を包む雨音は、いつでも遠いもので
それが、そのまま二人の距離になるのか
抱き寄せる何ものもなく世界は朽ちている

葉を打ちなさい、雨よ
その肩には触れるな、雨よ
夕陽に消えず降り続けよ、雨よ
今、こうして佇む私の時の中に
2013-07-31 00:00 : 想葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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