枝豆戦術論

現役を退いて後の親父の「仕事」は畑と麻雀である(笑)。
退職に伴う生活の急変は大変なものだったと想うが、
この二つがあれば、なんとか平静を保っていられるらしい。
その分、麻雀は家族外でのことなのでともかく、
畑仕事に関しては、至極、注意を要するのである。

いつぞや、出来の悪い葉モノを口さがないお袋が、
「これ、美味しくないわねぇ」
と言ったときには大騒ぎである。
「旨くないなら食わなけりゃいい!
 もう、作らねぇ!!」
である(爆)。
その後、お袋が何度も騒動の口火を切ったが、さすがに期待を裏切らない。
この学習能力の欠如には、毎度、息子ながら穴があったら入りたい。

親父にしてみれば、15で「故郷の土」を離れた百姓の倅(せがれ)。
やはり、幼少の頃の土に戻りたい、と見るべきなのだろうか?
この論で自分を省みると、日がな空を眺めているのが、おいらの老後になるだろう。
まだ澄んだ空気を残していたトーキョーの狭い空は、それでも美しかったものだ。

さて、件の「枝豆」である。
今回の収穫による枝豆、親父外出中に食ったのだが、すこぶる「不味い」のだ(苦笑)。
お袋は凝りもせず「もう取って来るのを止めるように言うわ!」と、我が説の正しさを疑わない。
これでは、またも一騒動必至である。

ので、一案を提示した。
「夜に帰ってくるんだから、枝豆を置いとけば自分で食って判断するだろ?」
親父にしてみれば孫、嫁の手前のメンツもあるのである。
そこのところを傷付けずに、畑仕事に精を出してもらえれば良いのだ。

結局は、この案が採用されることになったのだが、お袋曰く、
「なんか、いやらしいわねぇ・・・」
だそうだ。
たかが枝豆一つといっても戦術がモノを言うのである。

見事、戦術が目的を達成するかは、明日、判明する予定である。

2006-08-17 19:33 : 消去一葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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