スケッチ文章

絵(画像)を描く人は、大抵、スケッチをする。
練習としてスケッチしている人も多い、というか、かなりの人はスケッチを通じて描写力を磨く。
それは、もはやスケッチと言えるのかどうかは分からないが。

文章を書くときにも「描写」は大切な要素になると思うのだが、勉強不足だからかスケッチ的な練習をするというのは聞いたことがない。
構想とかプロット、登場人物のキャラクター作り、一般的な「読ませる(?)」文章みたいなものの練習は聞くが。

確かに「テーブルの上に赤いリンゴがありました」と言えば、それはそれで一場面を「描写」してはいる。
文脈に重きを置いている場合、個別の場面描写は確かに重要性が薄いかもしれない。

とはいえ、推理小説などで伏線としての場面描写が重要になったり、心理表現を託すなど、やはり文章でも「描写力」というのは重要な気がする。
何気ない一場面を切り取って文章で描写する力。
それは特に詩で重要になる。国語のお勉強的例では「俳句」だろうか?

五感で感じれないもの。
文章の表現も目指していくのは「そういう」領域だろう。

言葉でのスケッチ。
拙いところからでも書いていこうかと、思う。
スケッチ文章・・・聞いたこと、ないですね(苦笑)。

(初出:2004年11月24日)

2006-08-17 20:49 : 落陽 : コメント : 4 : トラックバック : 0 :
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心の言葉
先月まで2,3ヶ月ほど入院していた私はすることもなく
(安静第一だったのもありますが)ただ鈍った心の中で
もがいている感情を言葉として書き出す作業を続けていました。
自分の感情を今まで以下に押し殺してきたかがよく分かった気がします。
ペンを握ると心の言葉が走り出るのです。
今はペンを握ってもそんなことは殆どないのですが、ふとした
不安や怯えまでもを書き出していくと自分という人間を客観しできたような気がします。
そういう意味では私はスケッチを続けていたのかもしれません。
結局荒削りなので後で多々修正するんですけど。
でもそのとき掴まえないと逃げて表現できない言葉ってたくさんあるなと思いました。
2006-08-17 22:56 : ajisai URL : 編集
心と言葉
ajisaiさん、再度のこんにちは(^^)
感情の消化方法は人によりタイプが違うみたいですが、「言葉にする」ことで消化されるケースも多いようですね。心は形を持っていないから、言葉という形を与えられると「認められる」ということなのかもしれません。
今は、なんでも言葉にしていくことが加速している気がしますが、昔の人に多く見られる寡黙さというのは、そういう意味で、非常に優れた心の技術と拙い言葉の技術の現れなのかな、と想っています。
2006-08-18 09:51 : まっく URL : 編集
言葉では表現できないこと、というのも言葉が生み出したものですし、詩は、やっぱり「余白」で語ることができます。詩人は、「行わけ」と、「文字のない行」と、「行末の空白」で、余白を操作できます。
どこで改行するかというのは、書く人の恣意性にゆだねられますが、「改行」は規範です。しょせん、こんな余白(言葉では表現できないこと)を使ってスケッチすることなんてできないと思われるのです。

たしかに高浜虚子は「写生」といったものを中心に据えました。俳句は、短歌の上の句で、客観描写の部分でした。
2006-08-18 20:35 : M URL : 編集
「限界」の内側で
Mさん、こんばんは(^^)
虚子の写生の話、聞いた記憶があります。それで「国語のお勉強」だったのかもしれません。
表現方法の限界というのは、やはり、あると想うんですね。絵は絵だし、動画は動画だし、音楽は音楽だし。じゃぁ、ミックスすればいいのか?というと、それは別の表現方法になっていってしまう。むしろ限界内にある可能性を丁寧に探ることで、それぞれの表現方法の良さも明確になってくるのかもしれません。
もっとも、この稿を書いたときは、今に比しても、さらに圧倒的に「書く」作業をしてなかったので「目に付いたものを書く練習」という程度のことしか考えてなかったのですが(苦笑)。

p.s.
「余白の操作」は、最近、意識してますが、まだまだ遠いです。
余白ならぬ空白ならあるかもしれませんが(^^;
2006-08-18 22:07 : まっく URL : 編集
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