月は全てを知っているか

ぼくは見る、世界の全てを
ぼくは聴く、世界の全てを
ぼくは嗅ぐ、世界の全てを
ぼくは味わう、世界の全てを
ぼくは感じる、世界の全てを
ぼくは瞑想する、世界の全てを

そのとき、ぼくは世界のしもべ
そのとき、世界はぼくの全て

そして、ぼくは見る、ぼくの世界の全てを
そして、ぼくは・・・ぼくの世界の全てを

そのとき、世界はぼくのしもべ
そのとき、ぼくは世界の全て

そして、ぼくは分からなくなる
ぼくは、世界のしもべになりたいのか
世界は、ぼくのしもべになりたいのか

そして感官の一つ一つを凍らせながら
ぼくは少しの時間を世界と、ぼくの世界から奪う

ぼくは君の世界を見てみたい、と
ぼくは君の世界を・・・、と

だけど、ぼくは君の世界を見ることが出来ない
だけど、ぼくは君の世界を・・・出来ない
ぼくと君は同じように独りきりだった
ぼくらは、君らは
独りきり

だから、ぼくは世界から、ぼくの世界から
君を切り出して愛することにする
世界の、ぼくの世界にあるままで切り出して

それは丁度、空と同じ平面にある月を愛する方法と同じなのだ
ただ、夜空だと月は際立って輝いて見える
月が際立って輝くには、夜の闇が必要なのだ

-月が輝くのは、空から切り出されて愛されるためかもしれないね
と、世界と、ぼくの世界の狭間で揺れながら
空を一色に染めてしまった太陽が
にっこりと語り掛けてきたのが聴こえた気がした
2014-06-24 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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