足跡と靴音

何を求めるものがあろうか
足跡は追うだに消え失せて
手には足跡の化石が残り
見上げた地平線までは
ただ広いだけの平面図が
区画も失ったまま
更地にすらされないまま
朝陽を受ける時を待っている
背後に強い闇を感じれば
それは遠ざかってゆくはずなのに
より強く感じるのは
落日の彼方を向いているからか
一人、北辰の輝きも見えぬまま
深い曇天の闇の下
男は靴音だけを鳴らし
冬の風に舌打ちし
炎の赤さだけを見つめ
ただ煙草の熱を追っていた
2014-07-27 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

拝啓




Author mak From "空白"

想一葉、兼訪問帳

星々の冷却(書肆侃侃房)
渓谷0年(オンライン版)
Both by mさん

【 無意味という意味 】
すこしの風を追いかけて
【 短文 】
大海にも降る一滴
2015.07.17.

For Admin

落書内検索

月毎落書

一言お報せ

リンクは勝手に頂戴、削除してます
ご迷惑な場合は、ご一報下さい



メール・チェックは非常に稀です


BlogPeople

出現するかもエリア-転記候補