日常の振幅度

その繰り返しが日常を奪ってゆく
そう知りながらも
まるで扇風機が首を振るように
数え終らない振幅は
ほぼ同じ幅で、ほぼ同じ間隔で
きっと繰り返されるのだ
夏の微かな日差しのなかで
たおやかに揺れる日傘のように
足を乗せれば折れてしまう
あの狭い庭の草のようにたくましく
- 空を飛ぶのが鳥だけのように語るのは
  それはぼくの好みじゃないね
だから私たちは描くことにした
傷つき過ぎた指を捨て去り
インクの溢れるペンを投げ去り
それは湖への冬の訪れだ
岸から訪れて中心だけを残す
なんという美しい残酷さか
- 扇風機を止めた時を覚えているかい
  ぼくが覚えている方向とは
  逆を向いたまま
  押し入れの中で泣いていたよ
夏が近づく
私たちを狂気に近づける
あの夏が、もうやってきているのだ
2014-07-31 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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