神の讃歌

どの裏側も明らかにされ
表を隠すてだてとして
ひとつのことばの選択を迫られる
それは意図であってはならない
意志は届き得ない
だから恋をして
愛に至る一歩前で留め
降る雨の外で佇んでいる
知っていることには目をつむるしかなく
知らないことにだけ目を開く
開いた瞳に映るのは
空虚に与えた名前の数々であり
いつか越えるはずだった山頂であり
簡単に泳ぎこせる波頂であった
それがため、私たちは
山頂の手前でこと切れ
波頂の前では深い海底を目指す
訪れてはならないときを
更に遠ざけるために立ち止まり
後退さえ辞さないのだ
その臆病さを愛しさとして
私は君への愛を贈った
神は無限に贈られる者として
古代人に贈られた宝物庫なのだ
今、その名を恋人と名付けよう
2014-08-01 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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