所属する海岸線

君の巡った海岸には
足跡を消すための波が訪れる
どの時代の遺物も(未来の遺物すらも)
海岸線には漂着しているだろう
海から放たれた海藻を身にまとい
海で弾かれた枯木に原形を奪われ
雲の光すら海岸線を訪れる
それらは足跡ではない遺物なのだ
刻まれた嘘の一つ一つなのだ
視線の限りの海は
どのような色も持ち得ないまま
広ささえ失おうとしている
そのとき水平線は意味をなす
空に属するものとして
海を弾くものとして
そんな狭い海の海岸線は
岩礁すら取り除かれ
狭くなった世界一杯に拡がったまま
刻まれる足跡、消される足跡を乞い
波を受けることで海の一つにすら
留まろうとし続けていた
2014-08-01 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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