海岸線で女は

女は、そして男への幻想から解き放たれる
結婚というくびきによって
日々の営みの中、幻想は少しづつ解れ
やがては幻滅さえしてきたのだ
女を縛りつけるという結婚生活によって
解放されるなんて、何という皮肉だろう
力なく女は苦笑するが
女は夢-新たな夢を見る力を手にする
番った男以外に新たな夢を見出すのだ
所詮、それも幻想に近かしいとしても
女は行き着いてしまう
漂着物が海岸線を織りなすように
不定形に横並びし、囁き、時に大声で笑い
女は夢の一時に再度の青春を生きる
始めから男などいなかったかのように
彼女たちの生きる時間に男たちは介入できない
(少しの例外を除いては・・・?)
業というのは容易い
愚かというのも容易い
ただ幻想を幻想として見ることは出来ようか
確かに幻想の持つ怪しい力に魅入られずに
幾人かの女は、逃走線を手にするだろう
そこに男はいるのか、おらぬのか・・・
この世に性は、ただ一つしかないのかもしれぬ
幻想に抱かれる女、自慰に耽る男・・・
二つの性は交わらず、ただ一つの性としてあるだけだ
愛が今も壮大な幻想装置として
チカチカチカ-と音を立てながら
私たちの間を縫って機能し続けているように
あまりにも冷たく、私たちは凍りつく前に
激しい炎を燃やさねばならない
激しい炎を発する装置によって
辛うじてでも生き延びねばならぬのだ
古からの教えによって
古の賢人たちに繋がる系譜によって
2014-08-06 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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