聞こえるだろうか、だれか一人でも

誰もそばにいられない寂しさよりは
むしろ滑稽で残酷な哀しみに浴そうと
嘲笑の響く街にでも出でてみれば
そこはむしろ誰も、誰をも振り返りもせず
孤独だけが人の顔をして歩くだけ
交わされることばは
見下されもせず踏み潰される
薄くて軽いコインでしかなく
中身のない影がコインを交わして
空ろな冷たさに下卑た嗤いを響かせる
ヌルリと黒く、淀んだ川の流れには
干乾びた魂たちが持主を忘れ
ただ昏いだけの空の下に晒されている
山奥深くからは呪いに似た祈りが響くが
寂しさよりも寂しくて
哀しみよりも哀しくて
虚しさよりも虚しくて
胸の奥にしまわれ忘れられたままの
希望に似た終わりの歌が懐かしく
繰り返されるリフレインの中には
恐れていた寂しさも見つかりそうだった
2014-08-07 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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