ただの、一つのブランコ

星の輝きに揺れるほどに
夜のブランコははかなくて
大空をまたぐ流れ星に連れられ
少しの銀河旅を夢見る
彦星と織姫の、可愛らしくも
他愛もない喧嘩を耳にしては
昼に疲れた心も静かに安堵に向かう
星々は声にならぬ囁きを交わし
そっと心配そうにきらめきながら
青さを欠いてゆく一つの星を
見守るしか出来ないでいるが
宿命を甘んじて受け入れる聡さと
温かな諦めをも手にしている
もう壊されるまでの時間とてない
ただの一つのブランコは
それでも、うらやむでもなく
賢者たちの息遣いに自らを預け
そのままに星となる資格を与えられ
そっと新たな囁き方を学ぶ
ブランコのままに揺らされていた
それと変わるものではないな、と
少し苦笑いを浮かべ新たな囁き方で
ただの一つのブランコは、星となった
2014-08-08 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

拝啓




Author mak From "空白"

想一葉、兼訪問帳

星々の冷却(書肆侃侃房)
渓谷0年(オンライン版)
Both by mさん

【 無意味という意味 】
すこしの風を追いかけて
【 短文 】
大海にも降る一滴
2015.07.17.

For Admin

落書内検索

月毎落書

一言お報せ

リンクは勝手に頂戴、削除してます
ご迷惑な場合は、ご一報下さい



メール・チェックは非常に稀です


BlogPeople

出現するかもエリア-転記候補