その夜の一かけらに

舗装路が夜光に埋もれている夜
書き残すのは惜し過ぎる美しい、夜
語るなら自分一人で十分だろう
語らないなら もう一人が必要だけれど-
せせらぎの音にさえ消える小さな笑顔
微かに浮かぶ想い出・・・
道になりたい、と想う
ほのかな夜光で出来ている夜道に
哀しみも苦しみさえをも
美しく変えてしまう夜道に
望まれることなど決してなく
あることさえ知られない一筋の夜道に
そうであれば もしかしたら
たった一つの哀しみであっても
また、たった一つの苦しみであっても
美しさの中に紛れ込ませてしまい
気付きすらしないものに変え-
小さな笑顔を見届けることは
出来ないかもしれないが
ささいな自己満足でしか、ないが
安らかな夜の一つの演出として
ただ そこにあることが
出来るかもしれないではないか、と
そう想う夜が美しく静かに過ぎても
しょせんは夜の一かけらにすらなれず
刻まれる時計の音に、ただ
空ろ身を任せ続けていた
2014-08-09 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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