枝から枝へ

小鳥が渡る、枝から枝へと
飛びたてば枝は枯れてポキリと折れる
ポキリと折れれば小鳥は飛べず
その一瞬前を渡っているのだった
孤独の継がれ方はそういうものだ
折れてしまう一瞬前に
置きざりにされる一瞬前に
私は次の枝へと飛ぶだろう
それは、ほんの少しの距離でよかった
同じ木の同じ高さ、平面上にある枝と枝
それだけで私は鳥となる
折れてしまっていたことに気づかず
幾人かの仲間たちは落下したが
その後は知らない-
あるいは猫にでも食われたか
陽に恵まれれば剥製のようになり
子供の囃したてる声の餌食にでもなったか
もっと丈夫な枝を渡れればよかったのに
どうせ、この木からは離れられぬ
別の木など見当たらないのだから
しょせんが今際の枝渡りだよ
枝から枝へ、ひたすらに枝から枝へ
孤独に沈むには、まだまだ早過ぎる
枝から枝へ、ただ枝から枝へ、だ
一瞬前を見落とすな
2014-08-21 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

拝啓




Author mak From "空白"

想一葉、兼訪問帳

星々の冷却(書肆侃侃房)
渓谷0年(オンライン版)
Both by mさん

【 無意味という意味 】
すこしの風を追いかけて
【 短文 】
大海にも降る一滴
2015.07.17.

For Admin

落書内検索

月毎落書

一言お報せ

リンクは勝手に頂戴、削除してます
ご迷惑な場合は、ご一報下さい



メール・チェックは非常に稀です


BlogPeople

出現するかもエリア-転記候補