想い出と仮象


河床を流れる空を追って
ひとつの川から
別のひとつの川へと渡り
違う鳥の違う泪を洗いながら
丘から吹く風を待った
丘向こうに消えた君-
君という仮象を想い
踏み通る草花が折れぬよう
川沿いを過ぎる影のように
雲は白く低く霧に紛れ
静かに立ち枯れた
木々の間に消えてゆく
遠い木霊が神霊を呼び覚まし
私は実像を結ぶことが出来ない
清冽な川の流れの一つとなり
私は映す空の一部となり
流れる雲、消えゆく霧
立ち枯れた木々の歴史
歩むことなく歩まれた時間
時間の合間に消えゆく空間
君の面影は想い出せない
丘からの風も、想い出せない
2014-08-23 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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