ツマラナイ


遠い冬のなかですれ違ったまま
波と波との合間に留まる一人、二人
三人目は波頭に立っている
季節の数だけ喪われた愛を数え
その数を比べながら
笑いに変えようとしていた
-級数かい、それは?
-指数じゃないか?いや対数か?
ああ、なんともツマラナイ
そのツマラナさが哀しいのだね
愛を喪うことよりも、さ
だから今は、春を越えてゆこう
もう訪れたと聞く夏の元へと
そして、もう季節に留まるのは止めよう
一人、二人が立ち去り
三人目は少し思案して波頭から飛ぶ
疲れ切った波が、ようやく崩れ
波音の時間が彼らを追いかけ
眩しさのなかに消えてゆく
見送る私を置いて眩しさのなかに
2014-08-23 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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