街路を抜けても旅に出ず


街路の激しい風に揺れる影と
交差しないままに伸びる円弧の道
どこまでも伸びて、さあ旅立ちだ!と
どこへと問うまでもなく強く誘う
切断された影が道向こうから
からがら歩き寄ってくる
街路樹に凭れたまま、動かずに
「恐ろしい先だけだった」と
そうなのだろうか?と思案する
裏切ることだけを考えている人々
簡単に捨てられてゆく愛、らしきもの
街路の抱く哀しみは、いつも
切り裂かれては哭いて誰も振り向かず
旅路-出立が勇ましいものだから
その先は、さぞかし大変だろう-
それは大いに疑問なのだ
肌を薄くだけ剥がれたまま
あのウサギのように痛みを抱えて
誰もが立ち尽くしている
それは大変なことではないのか
逃げたくなるような悲惨ではないのか
ただ待つことだけが強いられる
それは残酷なことではないのか?
2014-08-24 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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