吐く煙が像を結び、哀しくて
昼には夜の静けさを
夜には昼の-温かさを
雲ほどには逞しくない
吐く煙が像を結び
哀しみは川の流れに身を委ね
しかし決して海には出ず
やまびこさえ忘れ
雲を拒絶した空を仰ぎ
丘の上を過ぎる風に
吐く煙は像を結ばず、哀しく
少し遠い日を想い出し
変わらぬ、みすぼらしさに
嘆息しては愈々に情けなく
哀しむ価値もないと
風に向かって吐く煙は
結ぶ像すら忘れている
正体もない誰ぞのように
そよ風にすら消え
吐く煙の儚さに
重なる影の深緑色
吐く煙に像を結ばせば哀しみは
もうないのだと知る
2014-08-24 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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