欠けてゆくまま重ねられる日々のなかで
語られることのなかった欠落を探し
凪のなかの凪として吹く風の数で虚しさを測っている
ささいな狂いによって狂気から離れゆく狂気を
無効化された夜が哭いている
そのまま川になるか、いっそ夜空に
残酷な血を流して、せめてもの証に屍を与えよ、と
消えてゆく遠さは日常を呼び寄せ
呼び寄せられる日常は仮象化を強めてゆき
歩くだけで出来た影の足跡が残らない砂をはむ
重ね、重ねられた愛の輪郭の内側が消えてゆくように
墓標の立ち並ぶ汚濁した水たまりの周囲に
重なる様々な光が蒼い死を求めて集ってくる
喪われた孤島へと向かう意思が萎えたまま
漂流する海からは海流も波も風も絶え
深い海底には海山が築かれ
孤島とされた海の消える季節
しじまに涙を捨てて、それでも立てない季節
向かうなら、いっそ、きっと夜のない一日
涸れた泪の筋が乾ききって頬を裂く一日
その一日たちが重ねられずに通り過ぎる一日(たち)
2014-08-25 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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