<それ>としてでもなく、立っている

二つ分れして波は涯/喪われた基点に
<私>を立たしめるのは壊れた<孤独>と
透き通ってゆく<優しさ>-
すべての血が涸れても、なおも購われることなく
肉ならば干し、筋ならば切り刻み、骨ならば砕きする残酷さ
ならば極北中の北を目指して数百年前には枯れ始め
この夏も枯れ続ける木に沿って歩いているだろうに
一つの星にもなれやしないと、時には情けない風となりして-
寝掛けのあなたの手からは一冊の本が零れる
開かれたページは白紙のページ-私は読むのだ
行間のない白紙と、書き込まれるだろうあなたの歴史を
(私の歴史は、もはや遠い、うんと遠い、うんと遠くてさ-)
それは、あなたから離れてゆく歴史学だ
二つ分れする波の<喪われた基点>の物語だ
なおも止もうとする吹き止んだ風の求める始点/終点
二つ、三つ・・・と同時に書かれ
書き重ねられてゆくばかりの、すべての詩(たち)の
散逸した始めての<ひとこと>のような-もの
光りてなおも光を求める星のようには美しくなれず
あるいは棄てられるほどにも汚れきってもいないし
むしろ愛着すらないままに書庫深くによれているだけの文庫本
ああ、なおも私は立っているのか?
なおも!なおも、なおも!!
2014-08-27 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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