非記憶

断裂した水平線が、折り重なりだろうか
地層を形成しながら消えようとしている
縮むことのない距離-それは・・・
もはや距離ではないのではないか?
遠く君へと流れ着くだろう波に乗る
数多の漂着物の一つにすら私は含まれず
不在のままに波を見送る(ことすら許されず)
記憶の底に沈んでゆく非記憶たちと
そこに潜んでゆくのだろう君の面影と-
近づきも遠ざかりも許されないのが
きっと厳格な定めであり、規定された私なのだ
ならば規定された位置/距離に甘んじて留まろう
そこには哀しみしかないだろうから、きっと
私は哀しみそのものとして存在出来るだろう
記憶の層に移行することも出来るだろう
私は私の記憶の一つに成り変わるのだ
引き裂かれた空の向こうには吸い込まれる
世界に裂目を作るとしたら、むしろ
それは私たち自身であるのだ
記憶であり裂目であり、規定された位置/距離
ああ、断裂した水平線、厚みのない地層たち
私は笑うしかないほどに、希薄だった
2014-08-27 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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