川の夕景

夕暮を拒否しようとする空が
哀しげに見える窓は閉じられたままで
じっさい、ガラスの屈折こそが
哀しみを作り出していたのだ
いくつもの川をまたいでも
川は流れるものであることを止めず
まるで死んだまま生きているようだ
放り込まれた石は川底で別の石になるが
投身すれば別の身として蘇るのか-
浅さだけで夕陽を受ける幅広の川は
跳ねる魚の光で忙しく
学校帰りの子供たちの嬌声を招いている
川沿いを行けば繁った葉に埋もれた木があり
そこには赤い屋根の小さな家がある
きっと誰もいない家だけれど
夕陽に美しく照っている家がある
2014-08-31 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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