流れ流れる夕暮前の夏

夏の夕暮前はいやに気怠く
明るい憂鬱に包まれる
方知れず訪れる蝉の声すら
強まった風で目の前を流れてゆく
正体の知れぬ私もそうして
私を置いて流れてゆく
昨日は愛しかった人も吹かれる風で
私を置いて流れてゆく
も少しすればほんとの夕暮だのに
なかなかに訪れの気配も見えず
ただアレコレが流れる様は
なんとも気怠く明るい憂鬱だ
空に流れる雲があるじゃなし
横殴りのあるいは
静かな雨も降るじゃなし
カラッと晴れた空ですら
薄汚れた蒼いままで夏の夕暮前は
いやに気怠い明るさで
憂鬱に包まれたものだけが
鋭い眼光よろしく光っている
2014-09-05 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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