スコール

雨の日がどこにあるのか-
分からないスリ硝子戸の向こうの世界で
出会うことなく息絶える人の最期の息遣いと
隣で眠りの深みにある人の吐息との間で
懐かしい哀しみが
雨の日を想い出そうとしている
戦闘機を切り裂こうとする高層の空気の薄さが
そのまま世界の息の薄さとして
枯葉のように舞うだけの歴史を
息絶え絶えに嗤っている
遠さに比例/反比例する愛とがあるとして
そこに違いを持ち込む野暮は嫌いだけれど
蹴飛ばされて転がる石の出目すら
問わずにいられぬときもある
折しも激しい南島のスコールのなかで
恋人は痛みに耐えて立っているだろうか
哀しさが悲嘆を連れ来る前に-
スコールは止むのだろうか
2014-09-05 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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