遠ざかる誕生を

季節の移り変わりが
遡りながら進む時間を示すから
君は永遠に生まれる前にすら戻って
再びと出会うことのない出会いの彼方で
独り泣きながら
決して生れ出ようとはしなくなる

忘れたくない時間だけで
君は憎しみを受け取り
記憶され刻まれる日々、日々-

影としてだけ歩く人々のなかには
もう、一人の友さえ見出すことはなく
狂い始める日々は狂気を加速するばかりで
握られるほどに振り払う
手と手と手と手-だけが延々と差しのべられた

そして距離を知り、覚える人々たちと
孤独ではない孤独が君を裂き続ける
すべて、見るだけで君は君自身を切り裂き続ける

遠い夜のなかで眠った眠りだけを眠り
遠い朝のなかで目覚めた覚醒だけを目覚め
永遠に似た楕円円環のなかで
あるいは強く愛を信じ
信じる愛を疑い続けている
2014-09-09 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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