薄雲

激しく地上を風が吹いても
なにもないように浮かぶ薄雲は
それでも長くはもちそうになく
陽光のなかを泳ぐでもなく
ただ漂いを楽しんでいるかのように
いくばくかの哀しみを落とし
どこかには影を落としているのだろう
実体なく見えるのは
雲と霧の関係を知っているからで
それは一時的な現象であり
幻想の対象であり
気づけば消えてしまう泡沫であった
2014-09-15 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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