その安らぎを

丁度、砂煙や粉雪かのように
煙雨が降るともなく降り
景色は一つの慰安のなかにいる
しかと見られることのない彩色に溺れ
景色は一つの安らぎを覚えている

微かさには、そんな安らぎがある
遠く霞んだ面影が優しげなように
あやしい想い出が美しげにみるように
微かさとは
そんな安らぎなのに違いない

雲の色も遠く一色で
風が吹くとも吹かぬとも変わらず
やはり消えるともなく
消えてはしまうのだろうけれど
どんなにか安らんでいるだろう

窓枠の小さな世界では
そんな安らぎが満ちていて
私は少し切ない
私を置いて安らいでゆく世界に切ない
煙雨は暫し、やむ気配もないまま
私は切ない
2014-09-16 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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