夢のなかでだけ降り続け

静かな雨が降るので
あまりに耳が鋭く刺され
伝染してゆく欠伸のように
一人、そして一人は
夢を見ながら目を覚ます
それが夜ならば
風は路傍に落ちているし
それが朝方ならば
陽の光は遠くなってゆく
雨が静かに降るべきだとする
一つの哀しい希望によって
雨は激しく降ることを諦めている
いく人かに共有された
一つの夢のなかで
静かな雨だけが降り続ける
2014-09-17 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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