世界は冬に光り

腐敗した空の燐光だけで
これ以上には壊れようもない世界が光り
ぼくは君を見失うことすら出来ない
見開かれた瞳は
もう閉じられることがない
見つめ合うこともない
灰が舞い、地平線が消えている先にまで
きっと道は伸びているだけは伸びている
君は、ぼくを見捨てて立ち尽くし
泣きながら道の固さを確かめ続けている
ぼくは君の姿を留めた瞳で
一つの燐光だけを見つめ続けている
君を覆う燐光が不変の光度で光り続けている
握り締めた手の汗ばみが冷たく
腐敗の終わる冬を告げているかのようだった
2014-09-20 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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