極小圏へと

枯れることのない木から離れ
一枚きりの葉は葉であることを止め
砂漠を走る砂の一粒である

遠くには地平線も見えず
砂山ばかりが空と大地を区切り
渇いて吹く熱風と強い陽に
一粒の葉は生きていることを知る

燃え尽きることなく
埋もれている砂を不思議に想い
川に似た一粒の砂と出遭えば
二人して擦れ合い、さらに熱く
さらに細かく砕けてゆく

微塵とは、こういうことだろうかと
蜃気楼で見た都会の喘ぎを想い出し
どこまで熱く細かくなれるのだろうと
不思議な想いを抱いて恋をする

蒼い月は遠く砂山に隠れて見えず
それよりも熱い恋を求めた
それよりも熱い風と陽を求めた
もっと細かく無限にゼロを並べるだけの
微塵よりも微塵であることを求めた
2014-09-21 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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