これから

壊れた電話のように波が海を渡り
届く波打際には待つ人がいない
白い足、靴を脱いだ足がない
季節のなかを歩く足がない

むしろ磯の小さな生物たちが
微かな息を吹き返し
死んだような気絶から目覚め
悪夢のような昏い海を横目に
それぞれの食事をいそいそと始める

海沿いの小屋の窓からは
波音が弾き返される低山が見えていて
鮮やかな緑を瞳を閉じて聴いている
生と死の深いような浅いような狭間
時間の無気力を感じる谷間で
君の豊饒の胸は開かれ
くちびるは船底のように濡れている
2014-09-22 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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