星の砂

その日、握っていたのは星の砂だった
青みを帯びた哀愁の空を想い出しながら
しかし厚い曇天の下
手を握れば零れてしまう星の砂を
幾度も握っては零れる音を頼りにして
幾度もしゃがんでは立ちあがり
寂しげな木立を抜けてくるはずの風を待ち
数え切れない星の砂を手に取り
泣けば流れない涙に苦しみ
幾度も握っては零れる音を頼りにして
待っているものがなんなのかも忘れ
風が吹くことくらいなら許されるだろうと
アテもなくボンヤリと考えながら
ただ指の間から逃げてゆくだけの星の砂を幾度も握り
涙なく、いつまでも情けなく泣いており
ただの一歩も歩くことが出来ないままでした
2014-09-23 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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