ブルー画面

いくら切るように撫でたって
傷の一つもつきやしないと
溜息をブルー画面に吐き掛けると
静かなあなたの息づかいが聞こえる
音から離れた遠いところで
あなたが継いでいるだろう息づかいが聞こえ
私は哀しみを指先に乗せて
傷だらけのまま新しい傷に気づかず
哀しみの唄だって歌うけれど
浮き出る血管も脈打っているけれど
きっと、そんなことは関係なくて
画面のブルーに私は重ねられ
傷ついた画面のように泣くしかないみたい

好きだと言って
波が遠くに聞こえるように
耳がなくなってあなたの囁きだけになるように
好きだと微かに
画面がブルーに染まって
私までが画面のなかに閉じ込められる前に
微かに、聞こえない大きさで
好きだと言って
2014-09-26 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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