行方と広がり

窓を横切り飛びまわる
小鳥の行方が分からない
窓の端から現れ
窓のなかを飛びまわり
窓の端に消えていった
小鳥の行方が分からない
空は変わらず
幾片かの雲を凍らせたままで
すっかり季節を見失っているが
そのことさえ意味をなさない空のままで
やがて来る夕暮や夜、朝
雨が降れば変わるかもしれない空を
どれだけの人が見上げているだろう
どれだけ同じ空を見上げているだろう
窓を横切る一瞬を同じに見て
ぼくは君と繋がることが出来るだろうか
そのとき君の窓にも小鳥が横切り
飛びまわり、消えてゆくのだろうか
ぼくと君の上には
繋がっている空があるのだろうか
哀しみを湛えた空が
広がっているのだろうか
2014-09-26 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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