距離の雑感

根拠のない距離で
風景は抱くもの、抱かないものを隔て
抱くものには憎しみを
抱かないものには愛を分け与え
風景でないものすら風景とした
一度として同じものとして訪れたことのない
季節のやり方で
愛したことのない愛を求める方法で
君のくるぶしを洗うのは
汚わいに満ちた町外れの川だったが
夕暮は訪れないように私は告げて
細ってゆく骨を愛しんで見つめていた
都会の喧騒が届かないではないけれど
ここには、きっと風景の支配を逃れる場所がある
乾いた君との距離の間がある
真空のなかに造り出した真空がある
造形として保ち続けている距離がある
2014-09-26 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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