遠景と小池

遠い景色が小池のなかに映り込み
さざ波に揺れて
少しのリアルを示しながら
まばゆい光の昏さのなかに消えてゆき
それを自然と呼びたくなるように
君が映るだろう、その表に
ぼくの影を先に移し込んで置こう
哀しみを去り、抜け殻として
ただ光のなかに消えてゆく一つのリアルとして
微かな希望を熱い季節に閉じ込めながら
もっと正体なく枯れている
水分を吸い込んでさえ枯れている腐葉土のように
幼虫の安らかな眠りを抱いて
温かく湿った乾土として
君を待つことなく、君に遭えることなく
消えてゆく一つの影としてのぼくを
遠い景色が小池のなかに映り込む
さざ波に揺れて、空のなかに消えてしまう
遠い景色が小池のなかに映り込む
2014-09-27 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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