桜葉

今はもう花もない桜だとて
葉ばかりになったとて
その美しさは愛でることも出来ように
人は通り過ぎ、鳥は飛び立ち
季節さえ留まらないまま桜は
沈黙を過ぎて沈黙したまま
川の流れに葉を落とし始めるのか
公園に響く嬌声は変わることがないのに
だれ知ることもないままに
桜の葉は散り終ってしまうのか
連れきた人はいずこへ去ってしまったのか
その人の影の温かさは夕暮の仄かさにに似て
手渡しときまで注ぎ続ける愛を持っていたか
ただ一本で立つ桜よ
激しい遠雷と不穏な黒雲に圧されて
それでも立ち続ける桜よ
死に急ぐ命は
決して君には似合わない
2014-09-29 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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