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蒼い犬の瞳に
狼の滅びが見えるか
ただ忌まわしきものとして
滅びに向かわしめられ
鉛玉は錆びることもなく
不死の身中に留まりながら
この都会を犬のように歩いている
ウィルスが廃墟の都会を歩くように

血を贖う血が川となり
海を染めるのは再誕なのか
狼の遠吠えを知るものはなく
本当の夜を知るものもいない
本当の暗闇を歩く術を知るものもいない

蒼い犬の瞳には
ただの紙に舌なめずりし
数字を数えるしか他に能のない
同族の血を啜って生きる
吸血鬼に似た宇宙生物がのたくっている
生物と無生物の間に右往左往する

謎の生物が代わりの血涙を流し
不明だった死を鮮明な死のイメージとして
もう一度、その蒼光りする瞳を灯す
最悪の致死性ウィルスは
蒼い瞳を持つ狼の、鮮明なイメージだ
滅びの都会にこそ相応しい、鮮明なイメージなのだ
2014-10-01 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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