遠近に雲は消えて

雲が流れていると
どの街の上空を過ぎているのかと想う
この空を流れる雲が
どこからなら、そう見えるのかと想う

まばゆい反射光は
チラと目端に見えるくらいで丁度いい
それが何の光かなんて
きっと確かめても意味がない

君の瞳が遠くを見つめていて
その正面にぼくがいるとして
そこに何が映っているかなんて
きっと知っても意味がない

そう考えながら見直す空には雲がない
ただ、きっと吹いているだろう風が
微かな空しさに似た記憶の波に似て
おぼろげに歪める色々な-

きっと遠くなんてないのだろう
近さなんて、あってもだけ哀しいだけだろう
ぼくは、どうして透明になれないんだろう

消えた雲のように君の前でだけでも
ぼくは、どうして透明になれないんだろう
2014-10-05 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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