景色との対峙へのトライアル

景色を拒絶しながら
ことばが降るように零れると
君は波打際でも歩くように
世界の周縁をなぞり歩き
いくつもの詩集の行方を尋ねていた

季節を消しながら姿をくらまし詩人たちは
歴史の彼方を目指して
それぞれ想い想いの星を愛している
愛しながら哀しみの速さを測っている

君を愛した詩人も、その一人なのだろうか
応えないままの落葉が君を舞う
いつでも風は君の右舷を奏でている

君を飛翔する鳥を光りが避けて
影の裂け目から魚のうろこが瞳を開くと
一つのことばが無数の雨となって海を目指す
溺れかけの孤独が鳥の鱗、魚の翼を手にしながら
雨を切って誰かの愛の代わりを歩く

もっと速さが必要だと
不動石のなかの焦燥が訴えている
川が流れを止めたまま川を保って
海は波を止めたまま海を保って
君はことばを止めたまま君を保てば良い
愛を止めたまま世界が保たれるように
ぼくたちは無数の景色に否を突きつけるのだ
2014-10-07 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

拝啓




Author mak From "空白"

想一葉、兼訪問帳

星々の冷却(書肆侃侃房)
渓谷0年(オンライン版)
Both by mさん

【 無意味という意味 】
すこしの風を追いかけて
【 短文 】
大海にも降る一滴
2015.07.17.

For Admin

落書内検索

月毎落書

一言お報せ

リンクは勝手に頂戴、削除してます
ご迷惑な場合は、ご一報下さい



メール・チェックは非常に稀です


BlogPeople

出現するかもエリア-転記候補