<神>話の嘲笑

隣りに並ぶ私と君とたくさんの彼らと
遠近法で描かれた平面は遠近おちこちの私と君を切り離す力を持つのだろうか
三次元に展開された私が眺める君の笑顔は霞んで視界の果てに消えるのだろうか
時間を操る四次元の中でなら、私達は重なり合うことが出来るのだろうか
それとも、やはり御互いを見つけることが出来ないままに彷徨うだけなのか

ある時は山向こうに、その時は海向こうに、
常に私達の間には隔たりがあることを信じさせない
<神>話の中で結ばれた絆は、どれほどの強さを保つのだろうか
私達の<神>話は常に+1の次元から私達の隔たりを嘲笑する
<愛>は常に<神>によって嘲笑のために試され
私と君を繋ぐ線は不可視に経巡らされている
線上の涙も笑い声も行き場を失い、戻る場所を失い
ただ+1を常に上昇して永遠に戻ることはない

けれど、それらが戻ることを君は望むかい?
確かに私と君は繋がっている線によって切り離されている
切り離された線によって繋がれている

私が君と話したいのは、きっと、そんなことじゃない
常に+1にある私が、それでも私でありたいこと
君と繋いだ手の温もりを忘れずにいたいこと
それらが全て<神>話によって私から奪われること

いや、そうじゃない
どうやって<神>に復讐するか
君に相談したいだけなんだ

いやいや、そうじゃない
絶望的な永遠の+1の中に隠された永遠の交錯の喜びの快哉・・・



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2006-08-26 18:29 : 消去一葉 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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