碧く、そして碧く

いくつかの可能性を
防波堤の上に並べていた
その防波堤とは別の防波堤の上で
君と肩を並べて海を眺めていた
どこまでも素直な碧い海
空も、そのまま素直に水平線を覆い
やはり素直な碧さで広がっていた
碧さに煌めく防波堤が見える
碧さに燃える二人の姿が見える
波は頭を白く染めながら
真白な砂に埋没するように消えてゆく
<永遠>という言葉が
空しい静けさで輪を描くトンビを追いかけ
素直に碧い空のなかで
碧い鐘の音が降るままに打たれると
二人は少しだけ冷たい雨に打たれ
冷たさと温もりを交互に感じながら
ただ抱き合って防波堤の上
そこに並べた幾つもの可能性を見つめ続け
空は素直に碧いまま
知らない雨を降らし続けていた
2014-10-09 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

拝啓




Author mak From "空白"

想一葉、兼訪問帳

星々の冷却(書肆侃侃房)
渓谷0年(オンライン版)
Both by mさん

【 無意味という意味 】
すこしの風を追いかけて
【 短文 】
大海にも降る一滴
2015.07.17.

For Admin

落書内検索

一言お報せ

リンクは勝手に頂戴、削除してます
ご迷惑な場合は、ご一報下さい



メール・チェックは非常に稀です


BlogPeople

出現するかもエリア-転記候補