知っている

スペース・キーを押すだけで延々と空白が出来た、パソコンが許す限りの有限にさえ無限を夢見て。最後の許容は警告音に弾かれるのかな、と君の背中を想い起しながら目をつむる。

少しだけ流れては消える川を街に与えれば、やはり君と歩いた曲り角を自転車にぶつかりながら曲がり、車のブレーキ音を聴いた。きっと誰もがそうしているように、想い出すきっかけを探していたのだ。
ぼくは捨てるのだ、あらゆる思想を(ドグマ、というのか?)。その思想に君が含まれていないように細心の注意を払った積りで。実際、そう努めたのだ。

高度を変えて無音のヘリコプターの航路をジェット機が何ごともなく横切れば、私は空を見上げて溜息を受け取ろう。
夕暮れるまでの永遠の時間を抱えたままの空の下、ぼくは、この空が君の空には続いていないことを知っている。想い出せない君を、忘れることが出来ないように知っている。
2014-10-16 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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