流れるあなたと私と

空に沈んでゆく、あなたに、
空を流れてゆく、あたなに、私は問いかけたはずだった。
「どこからが空なんだろうか?」と。

実際のところ、もう空がどこから始まるのかが分からなくて、あなたがいるところは空なんだろう、そう想うしかなかった。
あなたが流れてゆくところ、そこが空なんだろう、と。

それでも高い山を越えて、あなたの姿が消えるとき、私は、
どう哀しんだら良いのか分からずに、あたなにも訊くことが出来ずに、
ただ流れる涙に身を任せて川になる。
雲…そう、あなたが紛れ込む雲を映す川になる。

二人で吹かれた風は、もう吹くことがない。
吹いたとしても、あなたは風に流されることがない。
私は風を見ることがない。

そういう意味で、二人の風は絶えてしまったのだな、と
そう、想いながら川になっている。
風を忘れながら、ただ一筋の川になっている。
2014-10-24 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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