雪だけが降る、雨から遠く

雪のなかに降る雨を探して巡る
冷たさを、
身に帯びながら散る落葉を

時が流れるだけ流れ、だれもいない
だれも現れない
夜に紛れた湖面が揺れて月を抱き
夜に隠れて黙っているだけだ

引き裂かれる沈黙が死に伏しただけで
喧騒だけの世界が哀しむ場所を奪い尽くすし
語りかけによって語り合いが絶え
もう一度、探されるはずの雨、
雪のなかに降る雨が忘れられ
穢され尽くした雪だけが積もり続ける
2014-11-11 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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