あまりに明らかな、あまりにからさまな浅はかさ

なぜ、私の周縁にしか訪れないのか秋の終焉、君の祈り、
君を愛する一瞬を横切る光に似た
希望の反対や向こう側を突き抜ける光る氷の矢よ

絶望への距離を無限大に押し広げてのみ降る秋と夏の狭間
小さな犬のように猫の影を踏み
花と花との間でだけ不自由になるミツバチのぎこちない飛行

陽の昇りを見送る丘の上に海原を広げて
幾重にも折り重ねられた地図と地図、詩碑と詩碑
永遠に絶えず散る落葉のように、それを哀しみ
哀しむことのない空だけを迎え入れる君の柔らかな胸の丘陵
そっと押し広げる秘密の扉は君の快楽には繋がらない
(もちろん、君の秘所にも)

明らかな知恵を拒絶する一冊の本と
あらゆる本を拒絶する隠された知恵との間に幻想の地平を設け
もう一度、規定し直す私の周辺には
やはり秋の終焉、君の祈り、君の愛する一瞬を横切る-

君が似せた私と私の影とをなぞり
私は君になり代わることが出来るにしても
この、今の、何を、何を、何を…

冬が近い秋に似た、夏の冷たさを繰り返し想い返し
海に似ることのない海の沖へ、沖へ、そして沖へ-

(だから知られたすべてを
 だからこそ得られたすべてを)
2014-11-21 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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