君であるから

たった一人の君とさえ逢うためならば
星のように無限に拡がる
哀しい季節の数々を超えなくてはならず
通り抜けてゆかねばならず
途上で遭う人々を置いてゆかねばならず

それでも君と逢うためならと
萎える足の鈍さを呪い
眩しく照らす美しい陽の光を呪い

ただ君の面影を
もう喪いつつ

そこが坂ででもあったのなら
それで報われ斃れられたかもしれないのに
悔しいことに下りも上りもない真っ平らな道の上
十字路のまん真ん中で

それでも君は
たった一人
たった一人の君であり

木枯しさえ吹く影となっても一人
君を求めて膝に手をつきながら
行く方なき行方を見定めている
2014-12-02 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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