ごめんね

ポップな関係を愛しながら見送るクリスマス、
街に溶けて消えてゆくはずの後ろ姿は
滲んだまま残り続けて無惨に晒される

灌木のあいだで淀む空気を吸い込みながら
耳障りな音を立てつつ腐りゆく呼吸音と、
腐乱したキスで正しさを求める愛に横目を流し
石を口に含んだ君が氷として受け渡され

空を見ないか、と
だれかが問う世界の終わりの涯に立てば、
その豊饒さのなかで腐乱する二人を包む街を、もう一度、想い出す

すべての会話が成立を拒みながらアスファルトに叩き付けられ
私の想い出す言葉の限りを掬い続ける君の手の平が地平線にまで拡がるだろう

ぼくたちは、ごめんねとだけ言い続ける
2014-12-08 00:00 : 試詩的終宴 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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